【メリーケアテープの思い】メリーケアテープが「その時」に寄り添うことができた喜び

「メリーケアテープを作って、たくさんの子どもたちとご家族に届けたい」
と心に決めて準備を始めたのは約2年前のことです。

当時子供は0歳。
毎晩何度も泣き声に起こされ、抱っこして背中をトントンしながら子供が落ち着いて寝るのを待つ間、暗闇でスマホを持って情報収集をしました。

子供の昼寝の時間や深夜、託児サービスなどを利用して準備を進めました。
幸い家族の理解も得ることができ、副業禁止の前職を辞めました。

「まだ子供も小さいし、もう少し落ち着いてからにしたら?」
という言葉をかけられたこともあります。

それでも動き始めたのは、
「今この瞬間にも、かわいいデザインの固定テープを必要としている方がいる。その方々に届けるために、可能な限り早く始めなければ」
という思いがあったからでした。

これまでにメリーケアテープを身に着けてくれたお子様たちの中には、ご退院やテープを必要とする医療的ケアのご卒業でテープを必要としなくなったお子様もいれば、苦しみのないお空に旅立ってしまったお子様もいらっしゃいます。

もしメリーケアテープの発売が1年後、2年後になっていたら、そのお子様たちとご家族にメリーケアテープをお届けすることはできませんでした。

メリーケアテープで「その時」に寄り添うことができたのは、私の喜びです。
お客様からいただいた声やお写真を忘れることはありません。

今この瞬間もどこかで、お子様がメリーケアテープを身に着けることで周りに笑顔が生まれていますように。
つらいときに、少しだけ前を向けるお手伝いができますように。
思い出や写真を一層楽しく彩る存在でいられますように。

そう願ってやみません。